未編集素材とは、編集前に撮影と音声収録が撮影日に記録したすべてのものです。あらゆる撮り直し、中断された試み、照明のテスト撮影、そして合図の前後数秒も含まれます。通常、最終的に公開されるものの何倍もの量になります。
なぜ、見せる量よりはるかに多く撮影するのか
各シーンは複数のテイクとさまざまなアングルで撮影されます。さらに、つなぎのカット、雰囲気を伝える映像、安全のためだけに撮影される素材も加わります。また、指示が出されたり立ち位置が修正されたりしている間も、カメラが回り続けることは少なくありません。こうした瞬間も未編集素材に含まれます。
あなたにとっての意味はこうです。メモリーカードには、打ち合わせ中、失敗に笑っているとき、休憩中など、本来は一般公開を意図していない状況のあなたを映した記録が存在します。こうした映像は、完成したシーンよりプライベートな内容であることが少なくありません。本名での会話が音声トラックに収録されることもあります。
保存とアクセス
撮影後、素材はハードディスクやサーバーに転送され、通常は複数の場所にバックアップされます。制作会社、ポストプロダクション、そして体制によってはその他の委託業者がアクセスできます。コピーが増えるたびに、あなたの映像が保存される場所の数も増えます。
信頼できる制作会社は、誰が素材を受け取ったのかを追跡可能な形で記録し、関係者全員に秘密保持条項を課します。未公開素材が後になってネット上に現れた場合、それはリークと呼ばれます。その場合の対応については、記事リークと脅迫で説明しています。
未編集素材について契約書に書かれていること
多くの契約書は完成版についてのみ定め、未編集素材には触れていません。これは抜け穴です。利用権が「すべての映像」に及ぶ場合、制作会社は未編集の部分も利用できる可能性があります。例えば、ボーナス素材、舞台裏映像、後の再編集版などです。
公開が許可されたシーンだけを公開し、使用しなかった素材は一定期間後に削除することを明記した条項を設けるのが望ましいでしょう。制作会社がそれに応じるかどうかは、そのビジネスモデルによって異なります。未編集素材のアーカイブは、そこから後に新しいバージョンを作れるため、制作会社にとって独自の価値があります。撮影後の削除依頼がどのように扱われるかは、記事削除と撤回で説明しています。
注意すべきこと
- 中断されたシーン:撮影を中断した場合、すでに記録された部分をどう扱うのかを確認し、回答を書面でもらいましょう。
- 休憩中も回り続けるカメラ:撮影していないときは録画を止めてもらうよう頼みましょう。これは一般的で正当な要望です。
- 二次利用:未編集素材を再編集して利用することが契約書で明示的に認められているか確認しましょう。
- 第三者への提供:素材が編集のために第三者へ渡されるのか、また第三者にどのような義務が課されるのかを確認しましょう。
未編集素材は副産物ではなく、あなたの仕事日の完全な記録です。その取り扱いに関するルールも、報酬と同じように慎重に確認しましょう。