基本契約は、同じ制作会社またはエージェンシーとの今後一連の撮影に適用される条件を定める。ただし、それだけで具体的な日程まで合意するものではない。支払い方法、権利、テスト、キャンセル規定を一度契約に記載し、その後、個々の撮影日を毎回個別に依頼・確認する。
二つのレベル:基本契約と個別発注
基本契約では、撮影のたびに繰り返し生じる疑問に答える。誰が支払うのか、どのくらいの速さで支払うのか、どのような利用権を原則として許諾するのか、テストや経費をどう定めるのか、キャンセル時に何が適用されるのか、といった点だ。個別発注では、その都度変わる内容を補足する。日付、場所、役柄、制作形態、具体的な出演料などだ。
あなたにとっては実務上のメリットがある。同じ制作会社のために定期的に働く人は、毎回、完全なモデル契約を読み直す必要がない。一方で、別の見方をすればデメリットも同じ点にある。基本契約に記載された内容は、その後のすべての撮影に適用される。契約に署名する時点では、まだ想定できない撮影にも適用されるのだ。
実務上、基本契約にかかるポイント
基本契約では通常、どちらの側にも、そもそも撮影を実施する義務は生じない。双方が同意した場合に、どの条件で撮影するかだけを定めるものだ。これに対して、最低撮影日数や依頼を受諾する義務が記載されているなら、それは単なる基本契約以上のものであり、専属契約との差は小さくなる。
重要なのは、どちらの規定を優先するかだ。良い基本契約では、個別発注によって基本契約を変更できるのか、それとも常に基本契約が優先されるのかを明確に定めている。この規定がないと、メッセージで送られた確認内容が、署名済みの基本契約書と異なる場合に争いが生じる。
境界線リストを、画一的に、かつ期限なしで基本契約に含めるべきではない。内容は変わる可能性があり、具体的なシーンに関係するものだからだ。撮影ごとに改めて確認し、合意するのが合理的だ。私たちの場合、イエス・ノー・場合によるリストは契約の一部であり、欄外の注記ではない。
契約期間、離脱、依存関係の問題
基本契約は、期間の定めがないことや、自動更新されることが多い。その場合に決定的なのは解約予告期間だ。あなたが離脱したい場合、基本契約はいつまで有効なのか、すでに確認済みの日程には何が適用されるのかを確認しよう。
もう一つのポイントは、あなたの立場に関するものだ。基本契約を通じて、長期間にわたり一つの発注者だけのために働き、決められた時間に従い、依頼を断れない場合、偽装自営業に近づくことがある。これは基本契約を結んだだけで自動的に生じる結果ではないが、受諾義務に関する条項を正確に読むべき理由になる。拘束力のある判断については、税務アドバイザーまたは弁護士に相談しよう。
署名する前に確認すること
- 基本契約によって、あなたは依頼を受ける義務を負うのか、それとも各予約は任意のままなのか?
- すべての撮影について一括して許諾される権利は何か。また、個別発注でその範囲を制限できるのか?
- 個別発注はどのように、またどの形式で確認されるのか?
- 個別発注と基本契約が食い違う場合、何が適用されるのか?
- 基本契約はどのように、またどの予告期間を置いて終了するのか?
基本契約は、協力関係がうまくいっているときには時間を節約できるが、うまくいかないときにはあなたを拘束する。だから、そこで定められた条件のもとで想像できる最も不快な撮影に関わるものだと思って読もう。この項目は用語を整理するものであり、法的助言の代わりにはならない。