身体、魅力、官能性を演出する写真ジャンルで、服を着たポートレート、ランジェリーやイリミテッドのモチーフからヌード写真までを含みます。依頼形態を示す「写真制作」という言葉とは異なり、エロティック写真は画像の表現方法を指します。制作現場だけでなく、自分のプロジェクトを実現するフリーランスの女性写真家や男性写真家の活動でも見られます。
依頼、コラボレーション、または自主制作
実際には、3つの形態があります。依頼の場合、制作側があなたに撮影日の報酬を支払い、画像は商業利用されます。ここでの通常の相場は、撮影1日あたり250~600ユーロです。コラボレーションでは、TFP(Time for Prints)と呼ばれることが多く、お金のやり取りはありません。あなたはポートフォリオ用の画像を受け取り、写真家は自分のポートフォリオに使用します。写真家の自主制作、たとえば展覧会や写真集のための制作では、報酬を自由に交渉できます。
どの形態なのかは、事前に明確にしておく必要があります。一方はコラボレーションだと思っていたのに、もう一方は商業利用を想定していたために、多くのトラブルが発生します。そのため、コラボレーションの場合でも、誰がどの目的で画像を使用できるのかを文書で確認しておきましょう。
画像の所有者は誰か
写真の著作権は、原則として撮影した人物に帰属します。あなたに関わる権利は肖像権です。あなたの姿が識別できる画像は、あなたの同意なしには通常公開できません。何が認められるかは、通常Model Release(モデルリリース)である書面の合意によって定められます。コラボレーションでは、あなた自身の利用権を定めることも忘れられがちです。画像を自分のセドカード、プラットフォーム、ソーシャルネットワークで公開してよいのでしょうか。
信頼できる写真家の見分け方
エロティック写真の分野では、写真撮影に関心のない人物が写真家を名乗ることもあります。公開実績のある、確認可能なポートフォリオがあるか、スタジオや予約済みのロケーションなど、決まった撮影場所があるか、また事前に書面の契約書を送る意思があるかを確認しましょう。付き添い人の同伴は認められなければなりません。警戒すべき兆候は、明確なスタジオ設備のない個人宅での撮影、モチーフの突然の変更を迫ること、書面による合意を一切避けること、またはあなたに費用を負担させることです。その他の特徴については、悪質なオファーの見分け方の記事で紹介しています。
応募用の画像
制作会社やエージェンシーに応募するために、手の込んだエロティック写真は必要ありません。最近撮影した、明るく適切に露出された、加工していない画像のほうが、強く演出された画像より価値があります。重要なのは、撮影日にあなたがどのように見えるかをそのまま写していることです。本当に必要な写真については、応募写真の記事で説明しています。プロによる撮影が役立つのは、むしろ後の段階です。たとえばセドカードや自分のプロフィール用などです。
書面で確認しておくこと
予定日の前に、どのモチーフを撮影するのか、またどの程度の露出を合意するのかを決めておきましょう。公開前に画像の選択を確認できるよう求め、画像を掲載できる場所も明記しておきます。合意書のコピーと、受け取った画像を保管してください。後になって利用をめぐる争いが起きた場合、重要なのは、あなたが何を証明できるかです。